魔王「いいか、勇者を保護しろ!」【前編】

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 1 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/29(月) 19:23:04.41 ID:CkR/WSaK0
    魔王「勇者を全力で保護しろ!」
    側近「何言ってんですか?」
    魔王「言葉通りの意味だが」
    側近「あの、あなた魔王様ですよね。偽物じゃありませんよね」
    魔王「私はバレない嘘しかつかん」
    側近「......まいったな、魔王様がバサークになっているとは」
    魔王「私は正気だ」


5 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/29(月) 19:25:59.09 ID:CkR/WSaK0 側近「良いですか魔王様、何度も言いましたように、あなたは魔物の王です。そして、魔王が君臨する限り勇者はその前に立ちふさがるのです」 魔王「知っておるわそんなこと」 側近「だったらなぜ自らに仇なす勇者を保護するなどと」 魔王「理由、聞きたい?」 側近「真っ当な理由でない限り、勇者を保護することなど考えられませんので」 7 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/29(月) 19:28:30.57 ID:CkR/WSaK0 魔王「......あのさ、私は魔王だが、俗に言う中ボスだろう? 魔界に居を構える大魔王の手先的な」 側近「そうですね。ぶっちゃけた話、ラスボスへの繋ぎみたいなもんです」 魔王「本当にぶっちゃけやがるな......。まあいいか。で、大魔王にこの前言われたんだけど」 側近「はい」 大魔王『勇者と戦うの面倒だから、頑張って魔王が倒して。倒してくれたら、お嫁さんになってあげるから』 魔王「だそうだ」 側近「凄いじゃないですか! 大魔王様と夫婦の関係になれたら、それこそ真の魔王と呼べますよ!」 魔王「寝言は寝て言え」 8 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/29(月) 19:33:16.10 ID:CkR/WSaK0 魔王「お前、見たことあるだろ? 大魔王を」 側近「素敵な方だと思いますよ? 強いし、何より美しい」 魔王「見てくれは良いかもしれないけどな......。性格がな......」 側近「性格?」 魔王「私は大魔王の幼馴染なんだ。最悪なことに。幼い頃は、奴のわがままにどれほど振り回されたことか」 側近「大変だったんですね。しかしうらやましい......。幼馴染と言えば、いろいろ嬉し恥ずかしハプニングに見舞われているのでは?」 魔王「そうだな、ハプニングには見舞われていたな。......上級火炎呪文の実験台にされたり、上級転移呪文で人間界に飛ばされたり、上級変化呪文で女の姿にさせられたり......ああ、まだあるんだった......」ブツブツブツブツ 側近「......トラウマ?」 9 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/29(月) 19:34:34.23 ID:rTh4fhIqO いいぞもっとやれ 大魔王萌え 10 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/29(月) 19:53:40.66 ID:CkR/WSaK0 魔王「というわけで、私はあんな悪の化身と結婚するわけにはいかないんだ」 側近「まあ実際悪の化身な訳ですが」 魔王「だから、勇者を保護しよう。私の幸せで明るい未来のために」 側近「勇者が生きている限り明るい未来は訪れないような......」 魔王「馬鹿、勇者の仲間になれば良いんだよ!」 側近「あなた本当に魔王ですか?」 12 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/29(月) 20:08:37.87 ID:CkR/WSaK0 魔王「だって、この座についたのも魔界を出て大魔王の魔の手から逃れるためだし」 側近「どこまで苦手なんですか......」 魔王「苦手とかそういうレベルじゃないな」 側近「......まあ、私は魔王様の部下ですからね......。命令には従いますよ」 魔王「そうしてくれると助かる」 側近「それで、とりあえずどうしますか?」 魔王「勇者がどこにいるか探さなくてはな」 13 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/29(月) 20:13:23.63 ID:rTh4fhIqO ツンデレ幼なじみ ハァハァ(*´Д`) 18 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/29(月) 20:33:27.74 ID:CkR/WSaK0 側近「どうやらはじまりの城を出た直後のようですね」 魔王「だな。......ん? 勇者ってもっとごついんじゃないのか」 側近「はぁ。......あの勇者は女ですからね」 魔王「へぇ......。女!?」 側近「何を驚いているんですか。男だろうと女だろうと勇者は勇者でしょう」 魔王「そ、そういうものなのか......?」 側近「そういうものですよ。......それでは、周辺地域の魔物になるべく勇者とエンカウントしないよう伝えておきますので」 魔王「おおー。頼んだぞ」 19 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/29(月) 20:43:58.35 ID:CkR/WSaK0 魔王「......あー、眠い」 側近「色々仕事はありますけど?」 魔王「いやさ、思うんだよ。魔王って勇者が来るまで魔王城にいるだろ」 側近「ええ、まあ」 魔王「絶対身体がなまるだろ?」 側近「ええ、おそらくは」 魔王「だから、ここで一つ私も運動してくるべきではないかと思ってな」 側近「何するんですか?」 魔王「勇者のパーティーに参加」 側近「却下」 魔王「(´・ω・`)」 21 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/29(月) 21:04:59.91 ID:CkR/WSaK0 魔王(ふふふ、今は皆の寝静まった夜中......。城を抜け出す絶好のチャンスktkr!) 側近「......」 魔王(よし、転移呪文の詠唱を......) 側近「......」 魔王(......何故だ? これは、結界? 呪文を唱えられない......) 側近「詠唱妨害呪文ですよ、魔王様」 魔王「側近!」 側近「さぁ、早く戻りましょうね」 魔王「......くそぅ」 22 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/29(月) 21:13:53.07 ID:CkR/WSaK0 魔王「だが、私には崇高な使命がある。勇者を守らねば」 側近「どんどん趣旨がずれてますよ」 魔王「うるさい! 私は何が何でも大魔王と結婚する運命から逃れなければならんのだ!」 側近「......」 魔王「大体、お前も私の言うことなら聞くと言っていただろう」 側近「まあ、そうですけどね」 魔王「......何か言いたいことでもあるのか?」 側近「私、魔王様の部下ですけど実際は大魔王様の直属なんです」 魔王「ふ~ん......。............え」 側近「大魔王様から、魔王様の行動を逐一報告するようにと」 魔王「ちょ、おま、それは、やばいwww死亡フラグビンビンwwwうはっwwwおkwwww」 23 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/29(月) 21:18:52.07 ID:CkR/WSaK0 魔王「ふう、取り乱してしまった」 側近「すいません、だましていたようで」 魔王「いや、もう過ぎてしまったことは仕方がない。今、奴が来るまでにどれだけ残りの人生を楽しむかが問題だ」 側近「それは大げさなのでは」 魔王「いや、誇張ではない」 大魔王「さすが魔王、私のことよくわかってる」 魔王「それほどでもないがな......」 側近「大魔王様!」 魔王「くぁwせdrftgyふじこlp」 大魔王「なに、私に会えて嬉しいの? うふふ」 魔王「......さようなら私の平穏」 27 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/29(月) 21:42:21.58 ID:CkR/WSaK0 魔王「で、何の用だ」 大魔王「魔王の頑張ってる姿見ようと思ってね」 魔王「魔界は放っておいて良いのか? 大臣がお前の座を狙っていると聞いたが」 大魔王「ああ、そんな話もあったわね。大丈夫よ」 魔王「な、何が? 早く帰った方が良いんじゃないのか?」 大魔王「疑わしきは罰せよ。魔界の掟、知ってるでしょ?」 魔王「......」 大魔王「とりあえず僻地に左遷しておいたわ」 魔王「......鬼だ......」 31 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/29(月) 22:44:21.75 ID:6QnELKaqO >>1 ネタ切れしたら、みんなからアイデアもらえばいいじゃないか! 32 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/29(月) 22:45:43.75 ID:rTh4fhIqO 大魔王に遠回しツンデレを発揮させればいいと思います 33 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/29(月) 22:48:30.90 ID:CkR/WSaK0 >>31 それだ みんな、オラにネタを分けてくれ! というわけで、みんなで好き勝手妄想したらいいと思うよ。 特に大魔王を気に入ってくれているID:rTh4fhIqO 34 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/29(月) 22:50:06.37 ID:rTh4fhIqO はっきり言おう。 俺はツンデレフェチだ 35 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/29(月) 22:54:31.65 ID:CkR/WSaK0 言葉の端々でわかるわww ......つーかねみぃ。今日は早起きしたからなぁ......。 ま、なんかネタ練っとくよ 36 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/29(月) 23:08:23.76 ID:6QnELKaqO >>1 乙。今はネタ思い付かないが、名称とか展開とか安価でやるのもいいんじゃねーかと思う。 43 :1:2009/06/30(火) 05:18:20.97 ID:39t2CYK+0 魔王「......大体、どうして私が結婚相手候補なんだ」 大魔王「え?」 魔王「魔界には私よりもいい男がいるだろう。ガーゴイルとか」 大魔王「あの若ハゲはアウト」 魔王「ケルベロスとか。三人で一人、まさかの逆ハーレムだぞ」 大魔王「おあいにく、獣は趣味じゃないわ」 魔王「バハムートは? ダンディで渋くてお前の好みだろ」 大魔王「加齢臭が......」 魔王「お前......ひどいな」 大魔王「そう? とにかく、私の結婚相手はあんたしかいないのよ」 44 :1:2009/06/30(火) 05:41:52.16 ID:39t2CYK+0 大魔王「ま、結婚できるとしても勇者を倒さないことにはねー」 魔王(そうか、やはりコイツも多少は勇者を恐れているのか......) 大魔王「......なに見とれてるの?」 魔王(やはり、勇者を保護する必要性がありそうだな......) 大魔王「魔王~? ねぇねぇ、魔王~?」 魔王(......今頃ははじまりの洞窟にいるくらいか......。よし、賢者として奴らのパーティーに紛れこむ......) 大魔王「キスしちゃおっかなぁ......?」 魔王「大魔王、(私はしばし城を離れるので)好きにしてくれて構わないぞ」 大魔王「ほんと? やっと私を受け入れる気になったのね!」 魔王「は!? ちょ、まて、飛びかかってくるな! おい、やめろぉぉぉぉぉぉ!」 45 :1:2009/06/30(火) 05:47:27.87 ID:39t2CYK+0 魔王「......ひどい目に......あった......」 側近「魔王様。一日でずいぶんと......細くなられましたね」 魔王「は、は、ははははは......三時間耐久ディープキス......だと......?」 側近(なんか怖っ!) 大魔王「おっはよー♪」 魔王「ヒィッ!」タタタタタッ! 側近「あ、魔王様!? ......大魔王様、いったい何を......。三時間耐久ディープキスとか、何とか」 大魔王「ああ、あれね......。混乱呪文と幻惑呪文を同時に掛けたんだけど......そんな夢見てたんだ。ふふっ」 側近(やっぱこの人大魔王だわ) 46 :1:2009/06/30(火) 05:57:09.04 ID:39t2CYK+0 魔王「ふぅ......。徒歩で魔王城から逃げてきたが......追っ手は来ないようだな」 魔王「......これからどうしよう」 バシュン! ~魔王城~ 側近「うーん、魔王様いませんね」 大魔王「......そう」 側近「やっぱり逃げちゃったんでしょうかね」 大魔王「......ちょっとやり過ぎたかな......。久しぶりに魔王に会えたから嬉しくて。......からかいすぎたのかも」 側近(この人、こんなしおらしい表情するんだ) 48 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/30(火) 16:30:48.55 ID:w4s31mg7O 大魔王からツンが消えてる......OTL あ、俺ツンデレフェチね 49 :1:2009/06/30(火) 17:34:22.58 ID:39t2CYK+0 安易にデレ分を出してはいけないことがよくわかった。 ......さてどうするか。 とりあえず現在出てきている登場人物の立ち位置でも纏めるか 魔王 ・ヘタレ? ・大魔王が苦手 ・でも好かれている ・実際どうなのかはこれからの話の流れで見えてくるはず ・男 大魔王 ・魔王の嫁(自称) ・魔王の幼馴染で、魔界を統べる者。 ・おそらく劇中最強。 ・ツンデレ......なのか? ・女 側近 ・魔王の部下だが大魔王直属。要はスパイみたいな。 ・大魔王と魔王の観察が趣味。 ・性別はまだ決まっていない。どちらにでも転べると思う。 ・それなりに有能。 50 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/30(火) 17:37:42.72 ID:w4s31mg7O おい勇者わすれんなよ 52 :1:2009/06/30(火) 17:44:04.50 ID:39t2CYK+0 >>50 勇者まだ出てないしなぁ。 女ってことしか出してないから、この後は自由に妄想できんだろ? 51 :1:2009/06/30(火) 17:42:41.16 ID:39t2CYK+0 カオスに生きる 魔王「......自由って良いなぁ~」 近衛「......」 魔王「いやぁ~、外の空気は実に美味い」 近衛「......」 魔王「最高だねぇ」 近衛「......」 魔王「うぅん、良い感じ......なんだが......おーい、近衛」 近衛「はっ」 魔王「何でお前がついてきているんだ......」 近衛「私の使命は魔王様のお側であなた様をお守りすること。騎士の誓いを行なった時から、その使命は変わりません」 魔王「あー、そうっすか......」 近衛「私のことは、空気と思っていただいて構いません」 魔王「......ま、善処するけど」 近衛「はっ」 魔王「って無理に決まってるだろ! 全身真っ黒な甲冑着た奴が常に背後についてるとか、気にしない方が難しいわ!」 近衛「......しかし、この鎧は魔王様への誓いの証......」 魔王「知ってる、知ってるけど......」 近衛「......わかりました。私はこれより、一層気配を消すようつとめます」 魔王「なんか、何か違くないか......」 54 :1:2009/06/30(火) 18:15:29.35 ID:39t2CYK+0 近衛「魔王様」 魔王「ん~?」 近衛「そろそろ日も落ちます。一度魔王城に戻られては?」 魔王「お前......、魔王城から逃げてきたのにどうしてまた戻る必要が」 近衛「......いえ、魔王様がもしかするとお腹を空かせているのではないかと思いまして」 魔王「いや、私は大丈夫だが」 近衛「そうですか......」 魔王「もしかして......お前が腹を空かせているんじゃないだろうな」 近衛「なっ! そ、そんなことはございません!」 グゥゥゥ 魔王「......」 近衛「あ......」 魔王「......やれやれ。帰るか」 近衛「......申し訳ございません」 近衛はクールな子が良いな! 55 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/30(火) 18:17:11.57 ID:w4s31mg7O えっと......俺が間違えたから混乱してるのかも知れないけど側近≠近衛でおk? 57 :1:2009/06/30(火) 18:22:21.40 ID:39t2CYK+0 >>55 おっけー。 別もんです 63 :1:2009/06/30(火) 20:07:27.11 ID:39t2CYK+0 魔王「......あー、そういえば」 近衛「どうしましたか?」 魔王「......私はお前の素顔を見たことがないと思ってな」 近衛「......素顔、ですか」 魔王「いつもゴツイ兜を被っているからな。見せろ」 近衛「そ、それは......いくら魔王様のご命令でも......」 魔王「まあ、そんなにケチケチするな。別に取って食う訳じゃない」 近衛「で、ですが......その......」 魔王「なんだ? なにか外せない大事な理由でもあるのか?」 近衛「そ、その......私......は、田舎者ですから......あまり顔は見せたくないんです」 魔王「......なんだ......そんなことか......」 近衛「そ、そんなこととは何ですかっ」 魔王「別に、田舎者だからってなぁ......気にすることないと思うぞ。側近に至っては魔界の端の端の端にある村出身だしな。かくいう私も同じようなもんだ」 近衛「そ、そうなんですか......」 魔王「そんな小さな事、気にするだけ無駄ってことだ」 近衛「わかり、ました......。素顔を見せるのは......魔王様が初めてですが......」 魔王「ああ、安心しろ」 スチャッ 近衛「そ、その......どう、でしょうか......」 魔王「......」 近衛「......魔王様?」 魔王「お前......女だったのか......?」 近衛「っ! 魔王様......魔王様の、馬鹿ぁ!」 魔王「ぐはあっ!?」 近衛「さ、さ、先にお城に帰らせていただきますっ!」 魔王「......私が何をしたと言うんだ......?」 大魔王「自業自得ね」 魔王「ぎゃああ! ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!」 64 :1:2009/06/30(火) 20:45:33.73 ID:39t2CYK+0 大魔王「あ」 魔王「ん? どーした。食事中に立つなよ」 大魔王「悪いけど、魔界に戻るわね」 魔王「......何故だ?」 大魔王「なんでも人間が魔界に迷い込んだらしくて。部下が処遇を尋ねてきてるのよ」 魔王「......元の世界に送り返せばいいだろう」 大魔王「それが一番早いんだけどね......って、あれ? もしかして、魔王は私に魔界に戻って欲しくないのかしら?」 魔王「そんなわけあるか。寝言は寝て言え」 大魔王「じゃあなによ」 魔王「......私一人で、この量の夕飯を食べろと? 自分が作った分は責任もって食べろ」 大魔王「えー。折角魔王のためにこれだけ作ったのに」 魔王「......イモリの丸焼きを料理というのか? ついでに言うと、三百匹丸焼きって一体何を考えているんだ?」 大魔王「......精力つくわよ?」 魔王「いらんわ!」 65 :1:2009/06/30(火) 22:11:46.13 ID:39t2CYK+0 魔王「ふぅ、ようやっと帰りおったか」 側近「大魔王様、次にこっちにいらっしゃるのはいつでしょうかね」 魔王「さあな。どうせ近いうちに来るだろ」 側近「ところがそうでもないんですよ」 魔王「?」 側近「大魔王様は大魔王だけあって雑務に追われていましてね。......昨日、今日とこちらに来られたのは百年に一度二度あるかないかというくらい纏まった休みなんです」 魔王「......」 側近「私は大魔王様の直属なので何度かお話を伺ったのですが......、大魔王様、魔王様にお会いできるのを本当に楽しみにしてらっしゃいましたよ」 魔王「......そうか」 側近「ええ」 魔王「......だからどうした......と、いいたいが......」 側近「ええ」 魔王「......はぁ。また今度はこっちから顔見せに行ってやるか......な」 側近「大魔王様も喜ばれると思いますよ」 魔王「......別に......」 側近「素直じゃないですね」 魔王「寝言は寝て言え」 近衛(......魔王様には大魔王様がおられる......しかし、私は......) 69 :1:2009/06/30(火) 22:26:47.24 ID:39t2CYK+0 魔王「......」 近衛「......」 魔王「......」 近衛「......」 魔王「............なあ」 近衛「はっ、なんでしょうか」 魔王「今二人きりだろ?」 近衛「え......あ、はい」 魔王「......黙ってないで、何かしゃべったらどうだ?」 近衛「......お言葉ですが、私はあくまで近衛騎士。魔王様をお守りすることを第一に考えておりますので」 魔王「......とはいっても、敵なんかいないだろう」 近衛「それは、確かにそうですが......いえ、勇者がおります」 魔王「......何年先の話になるんだ......」 近衛「転ばぬ先の杖と言います。準備を怠ってはなりません」 魔王「真面目だな、近衛」 近衛「ありがたきお言葉......」 魔王「嫌味なんだけどな」 近衛「それでも、魔王様から賜ったお言葉には違いありませんから......」 77 :1:2009/06/30(火) 23:29:04.04 ID:39t2CYK+0 魔王「暇だな」 側近「そうですか」 魔王「何かおもしろいことはないか?」 側近「......まずは目の前にある仕事をすべて片付けてからそう言う台詞を吐いてください」 魔王「......理屈ではわかってる。けど、だが、しかしな......これはいくら何でも無理だろ」 側近「何がですか」 魔王「見ろこの数を! 私のデスクに積まれている案件の数々を!」 側近「......魔王ですしね、仕方ないでしょう」 魔王「......ああああああああ! 面倒だ......」 側近「大魔王様はその十倍以上の仕事を一日でこなされるんですよ? 見習ってはいかがです?」 魔王「ふん、あいつのことだ......、上級火炎呪文で燃やし尽くしているに違いない」 側近「魔王様じゃあるまいし......」 魔王「失礼だなお前」 側近「ありがたきお言葉」 魔王「嫌味なんだが......って、どこをどう聞いたら褒め言葉に聞こえるんだ!?」 側近「からかっているだけですよ」 魔王「最近、真の敵はお前なんじゃないかと思うようになってきたよ」 84 :1:2009/07/01(水) 15:44:46.83 ID:KKDOoW6a0 魔王「いい加減魔王らしいことをしなければな」 側近「はい?」 近衛「......」 魔王「ふははははははははははは!」 近衛「っ!?」 側近「いきなり大声あげて笑い出して......気でも触れました?」 魔王「馬鹿もの! 魔王といったらこの笑い声だろう!」 側近「......そうですか?」 近衛「......魔王様がそう仰るのなら、それが正しいのでしょう」 魔王「ふん、だろう。つまり私は来るべき時――勇者と相対する時のために今から笑い声の練習をするのだ。つきあえ側近」 側近「はぁ......いいですけど」 魔王「では――ふはははは! よく来たな勇者よ!」 側近「......」 魔王「ふん、まだ年端もいかぬガキが世界を救う勇者とはな......。まあいい、ここに来たからには覚悟してもらおうか!」 側近「......」 魔王「さぁ、死合おうぞ! ......って側近!」 側近「はい、なんですか」 魔王「やる気あるのかお前」 側近「......え? いや......まぁ」 魔王「あー、もうわかったよ、やる気ないんだな! くそっ! 私は部屋で寛いでくるから! 邪魔するなよ!」 側近「はい」 近衛「あっ......」 側近(いけないいけない......最近魔王様をいじくるのが趣味と化しつつある......) 近衛(私じゃ力不足なんですか......魔王様......) 87 :1:2009/07/01(水) 17:23:19.22 ID:KKDOoW6a0 側近「魔王様は本気で部屋に閉じこもったようですね」 近衛「......はい」 側近「やれやれ......。仕方ない、料理は後で運んでおきますか......」 近衛「あ、その、側近さん......」 側近「ん? どうしました」 近衛「そ、その、魔王様のお食事を......その」 側近「......」 近衛「私がはこ......ああ......その......なんでも、ありません......」 側近「ふふ、わかってます、安心してください近衛さん」 近衛「え?」 側近「あなたには後ほど、魔王様のお部屋に食事を持っていてもらいますから」 近衛「あ、え、その......うぅ」 側近「そうですねー、何なら媚薬でも仕込んでおきますか?」 近衛「え、そ、それは出来ませんっ! そんな、薬の力ではなにも......」 側近「冗談ですよ」 近衛「......うぅ」 91 :1:2009/07/01(水) 18:05:27.94 ID:KKDOoW6a0 側近「すいません、見失ってしまったようでして」 魔王「お前......それは私に死ねと言っているのか」 側近「いえ、別に」 92 :1:2009/07/01(水) 21:53:51.01 ID:KKDOoW6a0 魔王「......そういえば、勇者はどうなっている?」 側近「具体的な数値で言えば、今レベル15と言ったところでしょうか。ちょうど、大盗賊を倒しに向かっていますね」 魔王「......具体的すぎてわからん」 側近「そろそろ冒険も軌道に乗ってくる頃です。そして同時に、慢心が油断を生み全滅する可能性が一番高い時期でもあります」 魔王「......つまり、そろそろ保護の準備をしておくべきと言うことか?」 側近「そうですね。それがよろしいかと」 魔王「なるほどな。......よし、では明日、勇者を魔王城に招き入れる。準備を頼むぞ」 側近「了解しました」 近衛「......あの、側近さん」 側近「はい、どうしました?」 近衛「勇者は、女性だと聞いたのですが......」 側近「そうですね、女性です。......人間から見ると、美人に位置すると思いますよ」 近衛「......それ、フォローになってません......」 側近「ま、私たち高位種族の魔物は美的感覚も姿形も人間そっくりですしね」 近衛「......負けられない」 側近「頑張ってくださいね、ふふ」 101 :1:2009/07/02(木) 15:46:25.22 ID:Q4ajXxtz0 勇者「はあぁっ!」 勇者の こうげき! 魔物に 27のダメージ! 魔物「キィィー!」 魔物の こうげき! 勇者に 14のダメージ! 魔王「......おい側近」 側近「はい」 魔王「勇者が一人旅なんて初耳だぞ」 側近「言ってませんでしたからね」 魔王「しかもちょっとまずくないか」 側近「......んー、下手したら死にますね」 魔王「......私は今から術式を練ってくる」 側近「本格的に保護に乗り出すと?」 魔王「上級転移呪文を応用すれば、奴をこちらへ転移させることなど造作もない」 側近「連れてきて......それでどうなさるおつもりで?」 魔王「......まずは鍛練を積ませる」 側近「なるほど」 魔王「そして十分なレベルに達した時は、奴を盾に大魔王と話をつける!」 側近「なるほど、ま、いいんじゃないでしょうか」 魔王「だろう? よし、術式を練る。お前は部屋を出て行ってくれ」 側近「わかりました」 側近「......本当に上手く行くと思ってるんですかね、魔王様は......」 103 :1:2009/07/02(木) 16:01:36.30 ID:Q4ajXxtz0 勇者「く、体力が......」 勇者は 薬草をつかった! 勇者の体力が32かいふく! 魔物「キシャァァァー!」 勇者「っ、く!」 魔物の こうげき! つうこんのいちげき! 勇者は83のダメージをうけた! 勇者「っ......こんな、ところで......っ」 魔王『あ~、あ~、マイクテストマイクテスト』 勇者「......いけない、幻聴が......」 魔王『おい、勇者』 勇者「......く、何だ、お前は......っ! 私は今、忙しいんだ......! 幻聴なら、とっととなくなれ!」 魔王『ったく、一人旅なんて無茶してるからそうなるんだアホウ』 勇者「うるさいっ! 何なんだお前は......ッ!」 魔王『私は魔王、この世を統べる王だ』 勇者「な......っ!? 魔王、だって......?」 魔王『慈悲深い私がお前にチャンスをやろうと思ってな。というか、ここで死なれるとかなわん』 勇者「何を、訳のわからないことを......」 魔王『しばし待て。現われる魔方陣がお前を救ってくれる』 勇者「く、何を言い出すかと思ったら......」 魔王『上級転移呪文α!』 ブウォォォン 魔王『さぁ、現われた魔方陣に乗れ』 勇者「敵であるお前の空音に乗せられるとでも?」 魔王『良いから乗れってんだこの馬鹿』 勇者「ふん、お断り――」 魔王『魔方陣拡大』 ブウオォォォォォン 勇者「なっ......!?」 魔王『これで完璧。転移開始!』 104 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/02(木) 16:04:33.56 ID:UiErNMG/O こwwwwれwwwwwはwwwwww 一目惚れ一目惚れこいこい 105 :1:2009/07/02(木) 16:15:40.22 ID:Q4ajXxtz0 勇者「こ、こは......?」 魔王「ようこそ勇者様」 勇者「......お前、は?」 魔王「魔王」 勇者「っ! なるほど、ここは魔王城ってわけか......好都合だ! ここで貴様を倒す!」 魔王「......落ち着け」 勇者「ふん、魔王のくせに何を怖じ気づいている! さぁこい!」 魔王「......レベル17、性格一匹狼、装備品がはがねのつるぎ、皮の盾、旅人の服......。これで私に挑むのは少々無茶があると思うんだが」 勇者「う、うるさい! 仕方ないだろう......、母親が病気で寝たきりという30過ぎのおじさんに有り金を全部あげたんだから!」 魔王「それはあからさまに詐欺だな」 勇者「く、やはり......そうだったのか......」 魔王「......まあ、落ち込むな」 勇者「......魔王に慰められるとは勇者の名折れ......くそぅ」 魔王「さて、勇者......。お前に話しておきたいことがある。聞いてくれるな」 勇者「......何だ」 魔王「と、思ったが門前で立ち話も何だ。魔王の間までご招待しよう」 106 :1:2009/07/02(木) 16:27:27.18 ID:Q4ajXxtz0 魔物1「あれが勇者か......」 魔物2「黒髪長髪......いいな......」 魔物3「あー、俺あの勇者になら斬られてもいい」 魔物2「てかむしろ会心の一撃くださいって感じだな」 魔物1&3「それだ!」 勇者(何がそれだ、だ! 全部聞こえているわ!) 魔王「面白い奴らだろう?」 勇者「......私が今まで見てきた魔物は......ここにいる魔物とは全く違うな」 魔王「まあなぁ。人間の住処近くに放たれてる魔物はみんな下位種族だからな。下位種族は皆獣のような姿形を取る」 勇者「じゃあ、貴様らは」 魔王「私たちは高位種族。知性を持ち、人と同じような姿を取る」 勇者「......私がお母様から聞いた『魔王は毛むくじゃらの加齢臭がきついペドフィリア』という話は嘘だったのか......」 魔王「ペドフィリア......人間どもめ、勝手な想像を......」 勇者「......よくわからんが、まあいい......。ところでいつになったら魔王の間とやらにつくんだ」 魔王「あと五分くらいか?」 勇者「......長いな」 魔王「そうでもないだろう」 魔物4「......あれが勇者か」 魔物5「魔王様は勇者なんか引き連れてどうなさるおつもりだ?」 魔物6「ばっか、隷属させるに決まってんだろ」 魔物4「だよなぁ」 魔物5「プライドを汚される誇り高き女騎士ハァハァ」 魔物4&6「あれは勇者だ」 勇者「......っ」 魔王「お~い、勇者、何立ちどまってるんだ」 勇者「......なんでも、ない......」 魔王「何でもなくは見えないけどな。体震えてるし」 勇者「な、なんでもないっ!」 魔王「......わけわからん」 勇者(く、やはり魔王は魔王ということか......! 私は、どうなるんだ......?) 111 :1:2009/07/02(木) 16:46:43.59 ID:Q4ajXxtz0 魔王「ここが魔王の間だ。入れ」 勇者「わかって、いる......」 魔王「......勇者」 勇者「な、なんだ......っ」 魔王「もしかして、さっきの魔物たちの会話を真に受けていたりはしないよな」 勇者「ば、馬鹿なことを......。魔物を恐れて、勇者になどなれるか」 魔王「......それは随分と頼もしいな。まー、取って食う訳じゃないから安心しろ」 勇者「信用は出来ん......。人畜無害そうな顔をしつつも貴様は魔王だ。人間の敵だ」 魔王「やれやれ。随分と嫌われてるもんだ......。私はバレない嘘しかつかないんだ、安心しろ」 勇者「あ、安心できるか!」 側近「おや、魔王様......女性を連れてお帰りですか。大魔王様がお怒りになられますよ」 魔王「コイツは勇者だと知っているだろうこの馬鹿、そして大魔王には頼むから言わないでくれ」 側近「まあいいでしょう。......さて、勇者さんですね」 勇者「......」 側近「随分と警戒心を露わにされてますが。魔王様何かしました?」 魔王「何もしていない、が......、一人旅なわけで心細いんじゃないか?」 勇者「そ、そんな事はないぞっ!」 魔王「バレバレの嘘をつくな」 116 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/03(金) 12:23:43.32 ID:An/B4SAcO 保守ついでに側近があまりに無敵超人なので弄ってみた 側近『仕事も終わったし部屋に帰るか』 ガッチャ(ドア開ける) パタン(ドア閉める) 側近『...なんでアイツがいるんだよ』 ?『側近ちゃーん!いきなりドア閉めるのは失礼だよ~!』 側近『なんでお前が俺の部屋...魔王城にいるんだ...女幼なじみ!』 幼なじみ『五年ぶりなのに怒鳴らないでよー。...私も側近になったんだよ!』 側近『はッ?』 幼なじみ『これでまた一緒だね!』 側近『ちょ、魔王様!どゆことですか!!』 魔王『仕事量多いしお前も大変そうだし気を使ったんだよ』 側近『なら仕事を計画的にしてください!』 幼なじみ『側近ちゃん!私何をしたらいいかな!?』 側近『お前は少し黙ってろ。』 頬を引っ張る 幼なじみ『い、いひゃいよ~!』 近衛『...うらやましい』 駄文失礼しました 117 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/03(金) 12:33:23.42 ID:fZ6JKZ4xO これは...... よし早急に側近の幼なじみの呼び名を決めよう 118 :塩:2009/07/03(金) 14:37:26.50 ID:An/B4SAcO 側近の幼なじみを書いた者ですが色々考えて幼なじみのイメージは犬のように側近に懐いてるイメージなので 『犬娘』でどうでしょうか?(外見も犬っぽい魔物) ご迷惑でなければ1さんがテストでお忙しそうなのでたまに側近サイドの話しを書かせてもらっても大丈夫でしょうか? 120 :1:2009/07/03(金) 15:09:33.50 ID:PzJ8ZpS00 >>118 おお~。いいですねいいですね。 是非ともお願いします。 犬娘に対する時だけ口調が変わる側近萌え 設定を反映するとこうなる↓ 魔王「なんだ、折角の計らいが気に入らないとな」 側近「気に入らないですね」 犬娘「え~、ひどいよ側近」 側近「お前は昔からいつも俺の邪魔ばかりしてきただろうに」 犬娘「そ、そんなことないよ! 私が呪文詠唱に失敗して側近が倒れた時は、ちゃんと看病したし!」 側近「それは当たり前だ! というか、詠唱失敗はマジで勘弁してくれ」 犬娘「都会に出てきてひとりぼっちの側近が、寂しいかなーって思ってたのに......」 側近「お生憎、別に寂しくなんてない」 魔王「......側近お前、それが素の口調か」 側近「あ、はい。そうです。......やっぱり昔なじみと話すのはあまり気が進みません」 魔王「ま、そんなこと考えてられなくなるさ」 側近「?」 魔王「一人で寂しい側近のために犬娘はお前の家に置くことになっている」 側近「......は? ......え、え?」 犬娘「今日からよろしくね、側近!」 側近「......地獄だ」 123 :塩:2009/07/03(金) 15:17:22.16 ID:An/B4SAcO 側近『...わかった。とりあえずお前が側近になったのは理解した。だが何故俺の部屋にいる』 犬娘『側近ちゃんのニオイを追ってたら着いたよ』 側近『...ニオイですか...そうですか...』 犬娘『うん!私、五年たってても忘れなかったんだよ!』 側近『そ、そうか(軽くひくな...)』 犬娘『.........』 フリフリフリ 側近『...何故しっぽをふる』 ピコピコ 側近『...何故、耳を動かす』 犬娘『...褒めてくれないの?』 側近『...はッ』 シュン 魔物1『耳を垂らしちゃったよ...側近さんヒデーな』 魔物2『普通、五年も覚えてないのに...』 魔物3『鬼だな』 側近『...こいつらぁ』 魔王『男らしく褒めてやったらどうだ!』 側近『......(後で大魔王様に、あること無いこと言ってやる)』 側近『...あ~なんだ、覚えててくれて...あ、ありがとな...』 ナデナデ 犬娘『うん!』 フリフリフリ! ピコピコピコ! 近衛『......(私も魔王様に......)』 125 :塩:2009/07/03(金) 18:33:25.56 ID:An/B4SAcO 犬娘『側近ちゃん!あの可愛いい娘ダレ?』 側近『ああ、勇者だよ。1人で打倒魔王!とか言って頑張ってる健気な娘だ』 犬娘『ほへー、大変だね~。...でも何で勇者さんが魔王城にいるの?魔王様ピンチだよ!』 側近『いやレベルが違い過ぎるから...。色々あって保護対象になり勇者を鍛える事になった』 犬娘『色々?』 側近『そ、色々』 犬娘『わかった。これが大人の自重だね!』 側近『...事情な』 側近『とりあえずお前は資料まとめでもしてろ』 犬娘『側近ちゃんは?』 側近『トイレ行ってから魔王様のトコに戻る。』 犬娘『じゃあ私も行く!』 側近『ついてくんな!...ほれ、この骨をよく見ろ』 犬娘『!』 側近『ほ~れ、とってこーい!』 犬娘『わんわん!』 側近『...疲れる』 132 :塩:2009/07/03(金) 19:22:32.95 ID:An/B4SAcO 犬娘『う~骨が見つからないよ...』 ?『これかいお嬢さん』 犬娘『見つけないと側近ちゃんに怒られちゃうよ~』 ?『あの、お嬢さん...』 犬娘『ふえ~』 ?『もしもーし!!』 犬娘『!ど、どなたですか!?』 ?『親切にも貴女がお捜しの骨を見つけたダンスキャロットですよ。気軽に兄貴と呼んでくれ!』 犬娘『これはこれはご丁寧に説明口調でありがとうございます』 兄貴『で、骨を返すのはいいんですが1つ条件が』 犬娘『なんですか?』 兄貴『貴女、魔王城から来ましたね?』 犬娘『はい。今日から側近になりました』 兄貴『俺を魔王城に連れて行ってくれないか』 犬娘『いいですよ(1さんから許可がでれば)』 犬娘『でも私、骨も見つかったから夕飯の買い物もしたいんですけど』 兄貴『なら案内しよう。良い商店街を知ってる』 犬娘『ありがとうございます~) 1さんアリでしょうか? 137 :1:2009/07/05(日) 17:22:51.68 ID:92bNmMpS0 >>132 兄貴ww良いと思いますw 124 :1:2009/07/03(金) 17:46:22.68 ID:PzJ8ZpS00 魔王「さて、と。いい加減本題に入るとするか」 勇者「......」 魔王「お前を我が城に招いた理由はな......もっと強くなってもらうためだ」 勇者「......は?」 魔王「今のお前は弱い。非常に弱い。一人旅をしているために頼れる仲間もなく、常に死と隣り合わせの旅をしていると言っても過言ではない」 勇者「う......、それはそうだが......だが、私はこれまでやってこれた。問題など――」 魔王「あるんだよ......。かなり大きな問題が」 勇者「......なんだそれは」 魔王「お前には私の切り札となってもらわねばならない」 勇者「切り札、だと?」 魔王「......私を超える力の持ち主に対抗しうるための切り札だ」 勇者「何......?」 魔王「感覚でわかると思うが私は強い。だが、私の数百、数千倍の力を持つ物がいる。奴の名は大魔王」 勇者「だい、まおう......? 初耳だが......」 魔王「当たり前だ。全ては私を倒した後にわかることだからな」 勇者「......いいのか、それで」 魔王「......私にも事情があるからな」 126 :1:2009/07/03(金) 18:33:40.04 ID:PzJ8ZpS00 勇者「......話はわかったが、その大魔王......は、貴様の上司みたいな物ではないのか」 魔王「......まあ、そうだな」 勇者「いいのか、それで。......私としてはこの世界に光を取り戻せればそれで良いが」 魔王「なら問題はない。私にこの世界をどうこうしようという気は全くない」 勇者「なに? では、魔物に襲われて殺された人々のことはどう説明する」 魔王「私の責任ではない。下位種族が勝手にやったことだ」 勇者「なっ――! ふ、ふざけるな!」 魔王「騒ぐな。どうせ魔物がいなくとも人なんて死んでいく」 勇者「貴様ァ......!」 魔王「私がこの地に君臨してから、人間同士の争いはなくなった――聞いたことはないか?」 勇者「それとこれとは話が――」 魔王「私がいるから人間どもは同じ種族同士で殺し合いをせずに済むんだよ。違うか」 勇者「......く」 魔王「魔物が襲って殺した人間の数は人間同士が争っていた頃の五分の一にも満たない。......人間にとって共通の敵がいた方が都合が良いって事だ」 勇者「......」 魔王「言い返せないだろう? 話が逸れたが――私は件の大魔王の魔の手から逃れるため、この地に降り立った」 勇者「......?」 魔王「詳しく説明するのは面倒なので省くが、とにかく大魔王をどうにかしなければこの世界に光はない」 勇者「それで、私を......?」 魔王「そうだ。......魔王は倒されたという噂を流布しても良いんだがな」 127 :1:2009/07/03(金) 18:46:38.96 ID:PzJ8ZpS00 魔王「さて、協力してくれるな。私には大魔王との交渉材料が欲しい」 勇者「それが私......」 魔王「そしてお前のメリットは、この世界を救った勇者になれることだ」 勇者「......だが、しかし......」 魔王「魔物の言うことを聞くなんて、と思っている?」 勇者「......そうだ。私は王の命を受け旅をしている。誇り高き勇者の血を受け継いだ私が、魔王の言いなりになるというのは」 魔王「なら......これで良いか」 勇者「?」 魔王は勇者の目の前に跪いた! 勇者「!? なにを――」 魔王「これは命令などではない。私の願いだ。頼む、ここで修行を積み、大魔王に匹敵する力をつけてくれ」 勇者「な、え、魔王が、え? あれ、何で私は......え?」 魔王「......いやマジで私の幸せな未来の危機が迫ってるから手伝って欲しいんだが」 勇者「う、まあ、そこまで頼むならやぶさかではない......が」 魔王「ありがたい。どういうわけか......大魔王には勇者の血筋を引く者しかダメージを与えられないのでな」 勇者「そうなのか」 魔王「ああ。......これから私がお前を徹底的に鍛え上げる。良いな、勇者」 勇者「......ああ。強くなるのに、こしたことはない」 128 :1:2009/07/03(金) 18:48:38.43 ID:PzJ8ZpS00 魔王「話は決まった。近衛、側近!」 近衛「はっ」 側近「いやぁ、まさか勇者の前に跪くとは」 魔王「これも全ては私の明るい未来のため。下らないプライドなど捨てているわ」 側近「なるほど。それで、勇者さんをどうすると」 魔王「近衛、今日からお前には勇者を徹底的に鍛え上げてもらう」 近衛「......はっ」 魔王「厳しい修行になるとは思うが、頼むぞ勇者」 勇者「ふ、任せておけ」 魔王「......そうだ、お前にこれを渡しておこう」 魔王は勇者に『魔王のマント』を手渡した! 近衛(な、なっ――!? 魔王様の、ま、マント!) 魔王「それは全属性耐性が90%上昇する装備品だ。私のレアドロップアイテムだがくれてやろう」 勇者「......なるほどな、だが私はマントは好かんのだが......」 近衛(勇者......あなたは私を怒らせた) 魔王「なら、これでっ、と」 魔王の呪文で『魔王のマント』は『魔王のマフラー』になった! 魔王「巻いてやる。首を出せ」 勇者「べ、別にいらんっ! これくらい自分で出来る!」 魔王「そうか? なら別に良いが」 近衛(......勇者、うらやましい......) 側近「それで、私は何を?」 魔王「勇者の部屋を手配してくれ」 側近「わかりました」 魔王「よし、これで我が計画の第1段階は終わった。『勇者保護計画』......順調な滑り出しじゃないか」 129 :1:2009/07/03(金) 18:51:01.33 ID:PzJ8ZpS00 てなわけで勇者保護計画はスタートです。 よく考えると保護じゃねえんじゃないかという突っ込みは無しで。 ......実は行き当たりばったりだからな...... こっから直前の3レスは展開が非常に早かったり台詞回しがおかしかったりするかもしれないけれど、各自脳内補完をお願いしたい 137 :1:2009/07/05(日) 17:22:51.68 ID:92bNmMpS0 近衛「それでは......。お相手いたします」 勇者「ああ。手加減はいらないぞ」 近衛「......お言葉に甘えましょう」 勇者「さぁ、来いッ!」 勇者は身構えた! だが、それを上回る早さで近衛が突撃する! 勇者「な――?」 近衛「私は本気で、あなたを殺しにかかるつもりですので......覚悟してくださいね」 近衛の攻撃! 近衛の太刀が勇者の首を狩らんと迫り来る! 勇者「な、レベル的にこれは無理......っ!」 近衛「本気で来いと仰ったのはあなたですし......。逃げようとしても、逃げられませんのでそのつもりで」 勇者「そ、そんな無茶苦茶な!」 近衛「ちゃんと生き返らせますから。それでは......行きますよ......っ!」 勇者「ま、まて、話せばわかる――!」 近衛の最強剣技! 勇者は力尽きた! 勇者「......」 近衛「......やりすぎましたか」 側近(女の嫉妬って怖いな......) 138 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/05(日) 17:26:42.87 ID:wGxxa4m2O 駄目だわ一旦誰か整理してくれ 頭の中がカオス 139 :1:2009/07/05(日) 17:32:51.04 ID:92bNmMpS0 ・魔王サイド 魔王(大魔王の魔の手から逃げるべく勇者を保護) 側近(魔王弄りが趣味。犬娘の幼馴染) 近衛(近衛隊長。魔王に恋慕の情を抱く) 犬娘(魔王に取り立てられた。側近の幼馴染) 勇者(魔王によって保護。近衛から一方的に敵視される) 兄貴(犬娘の知り合い) ・魔界 大魔王(自称魔王の嫁) こんなところか 141 :塩:2009/07/05(日) 21:45:00.08 ID:MC/MH10hO 犬娘『すみません。買い物に付き合って貰っちゃって』 兄貴『いいんですよ!女性には優しく敬語で男には厳しくタメ語でが俺のモットーなので』 犬娘『時間も遅くなっちゃったのでそろそろ行きましょうか』 兄貴『なら少し待ってください』 スー(息を吸い込む) ブゥオゥ~!!(ホラ貝を吹く音) 遠くの山から巨大なドラゴンがやって来た 犬娘『ひゃ~!デッカいですねー!』 兄貴『俺の弟分のスカイドラゴンです。まだ言葉は喋れませんが理解はできます。こいつに魔王城まで運んでもらいます』 犬娘『そうなんですか。よろしいお願いします!スーさん!』 兄貴『...スーさん?』 犬娘『はい。スカイドラゴンだからスーさんです!』 スカイドラゴンは嬉しそうに飛び跳ねる 兄貴『ちょ、おま、嬉しいのは解るがそんなに動くな!』 ~お説教タイム~ 兄貴『...さて、そろそろホントに行きますか』 犬娘『はい。お願いします、スーさん』 スーさん『キュー』 スーさんは2人を乗せて飛び立った 犬娘『質問なんですけど、兄貴さんはなんで魔王城に行きたいのですか?』 兄貴『そうですね...俺には会いたい人と叶えたい野望があります』 犬娘『会いたい人と野望ですか...?』 兄貴『ええ。その為に俺は1年間、血反吐を吐くほどレベル上げをしました』 犬娘『良かったら教えてくれませんか?兄貴さん』 兄貴『女性に聞かれたなら言うしかありませんねぇ。...会いたい奴は魔王城の近衛。野望は魔王の暗殺です』 犬娘『...へ?』 兄貴『そして俺は近衛と結婚します!』 犬娘(どどどーしよー!側近ちゃーん!!凄い事になっちゃったよ~!) 143 :塩:2009/07/06(月) 08:27:34.13 ID:zCmJB5LPO 犬娘『え、えーと。兄貴さんは近衛さんの事が好きなんですか?』 兄貴『オフコース!むしろ愛してます!1万2千年ほど前から』 犬娘『い、1万2千年!?』 兄貴『いや、今のは比喩的表現です。しかし彼女の事を考えると...こう...たまりません...』 犬娘『でも何で好きになったんですか?』 兄貴『それを話すには出会った頃を話さなければなりませんね』 兄貴『あれは1年前...俺は魔王に喧嘩を売りに行ったんですよ。そこで彼女と出会い、乙女座の俺にはセンチメンタリズムを感じずにはいられなかった...』 ~1年前~ IN魔王城入口 兄貴『ここが魔王城...魔王を倒せば俺が魔王の座に...!』 近衛『止まれ』 兄貴『門番か...だが今の俺は完璧なまでに主人公だ!負ける要素が見当たらねえ!』 近衛『ここは通さない!』 兄貴『フッ...俺のダンスを見て冷静でいられるかァァ!』 ~5分後~ 兄貴はフルボッコされた! 兄貴『嘘だドンドコドーン!』 近衛『動きが遅いです。レベルの差がありすぎます』 兄貴『俺が遅い?俺がスローリー?...冗談じゃねェェェ!』 兄貴の攻撃、近衛にダメージは無いが兜が外れた 近衛『きゃッ!』 兄貴はまじまじと近衛の素顔を見いてる 兄貴『惚れた!』 近衛『...え?』 兄貴『結婚しよう!今すぐ!』 近衛『え、えと...わ、私は自分より弱い男はイヤです!』 兄貴『(イヤ...イヤ...イヤ...イヤ...弱いからイヤ...)はぁぁぁぁん!強くなってやるぅぅ!誰よりもォォ!』 ~回想終了~ 兄貴『こんなトコですね』 犬娘『感動しました!』 147 :1:2009/07/06(月) 19:35:39.78 ID:qUJlSSSK0 近衛「迷える御霊よ、元の器に戻り来たれ」 近衛の蘇生呪文! なんと勇者は生き返った! 勇者「......ふーっ......死ぬかと思ったぞこの鎧女――!」 近衛「油断大敵です」 近衛の最強剣技! 勇者は死んでしまった! 近衛「迷える御霊よ以下略」 勇者「......はっ! こ、この性悪女......!」 近衛「さあ、まだまだ行きますよ。幸い、回避スキルは磨き上げられているようですしね」 勇者「誰かさんのおかげでな」 近衛「......では」 近衛の最強剣技! 勇者はひらりと躱した! 勇者「は、はは......やったぞ! 動きを読めば貴様の剣技など怖くは――」 近衛「残念......それはおとりです」 勇者「へ?」 近衛の中級氷雪呪文! 勇者は身動きがとれない! 勇者「な、え、足が、凍って......」 近衛「良いですか、一度攻撃を避けたからと言って、油断してはなりません。勉強になりましたね」 勇者「ちょ、ちょっと待て......、おい、鎧女......」 近衛「マントの恨み......!」 勇者「な、何言って......」 近衛の最強剣技! 勇者は死んでしまった! 側近(......まあ、確かに勇者のレベルは上がっているが......。いいのか、あれで) 148 :ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/06(月) 19:42:27.46 ID:XdeThf8vO 死ぬかと思ったって......死んでるしw











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